福岡地域戦略推進協議会(FDC)が事務局を担う国際金融機能誘致「TEAM FUKUOKA」の関連情報をお知らせいたします。
福岡証券取引所は10 月26日、シンガポールのフィンテック企業・M-DAQが提供する海外投資家による自国通貨建て海外証券取引サービス『TRC』の採用について、フィージビリティスタディ(以下F/S)を行う、と発表しました。
M-DAQは、国際金融機能誘致のための産学官連携組織「TEAM FUKUOKA」の誘致活動によって昨年9月に福岡市に進出。『TRC』はM-DAQが開発したサービスで、外貨両替機能を提供することにより海外の投資家が自国通貨建てで海外証券を取り引きすることができる証券会社向けソリューション『Trading the Right Chart』の略称です。
今回実施するF/Sのプロジェクト名は『Fukuoka TRC』。
アジア地域の個人投資家を顧客基盤とするフィリップ証券、moomoo証券の協力のもと、M-DAQが提示する保証レートに基づいて外貨建て注文を円建注文に変換するクラウドサービスで、海外の投資家は自国通貨で福証上場銘柄を売買することが可能となる仕組みです。
福岡証券取引所、M-DAQ、 アルゲンタム・コード、NTTコミュニケーションズの4社でプロジェクトに取り組みます。
福岡証券取引所は「今回のF/Sの結果を踏まえ、1年程度の試行実施への移行が可能かどうかを判断する」としています。
東京証券取引所はじめ国内の取引所ではこのような仕組みの導入はなされておらず、国内初の事例ということです。
■福岡証券取引所プレスリリースはこちら
「Fukuoka TRC フィージビリティスタディの実施について」