遠隔服薬指導
2018 年 3 月、適切なオンライン診療の普及を推進するために、厚生労働省から「オンライン診療の適切な実施に関する指針」が発出されました。一方で、薬機法(旧薬事法)における薬は薬剤師が対面で服薬指導を行わなければならない『薬剤師による服薬指導の対面原則』という規制が引き続き存在していました。
そのため、在宅での診療が可能であるにもかかわらず、薬は薬局まで取りにいくか薬剤師に届けてもらわなければならないという状況が生じていました。
そこで、福岡市は、2018 年 6 月に「薬剤師によるオンライン服薬指導の特例(一定の条件を満たしていればスマートフォンやテレビ電話等を活用した遠隔での服薬指導を行うことが可能となる特例)」の認定を受け、7月に全国で初めて保険医療制度にてオンライン服薬指導を実施しました。
(本特例は、2022 年3月に全国で実施可能となっています。)