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【プレスリリース】「福岡ヘルス・ラボ」 楽しみながら自然に健康づくりに取り組める製品等として2件を認証!

プレスリリース

福岡地域戦略推進協議会(FDC)と福岡市は、人生100年時代を見据えた持続可能なまちを目指すプロジェクト『福岡100』の1つとして、産学官民の共働により「楽しみながら」「自然に」健康になれる新たなサービス・製品の普及を促進する事業「福岡ヘルス・ラボ」を実施しています。
この度、「福岡ヘルス・ラボ」効果認証型事業として採択し、社会実験を行った下記2件について、実験結果を踏まえ、楽しみながら自然に健康づくりに取り組める製品・サービス等として認証しましたのでお知らせします。

1.認証を受ける事業者及び製品・サービス等の名称(掲載は五十音順)

(1)セイコーメディカルブレーン株式会社 「栄養ケアサポート薬局事業」 
<実験概要>
健康サポート薬局による ICT を活用した栄養ケアサポート(低栄養/フレイル(虚弱・老衰)予防)。薬学的管理指導による定期的な栄養状態チェックを受け、低栄養の早期抽出(気付き)から、低栄養の要因を医師と協働で探求し、予防/改善に向けた栄養ケアプログラムを実践する。

<実験期間>
2019年7月~2021年1月
※新型コロナの影響により、2020年4月~非対面チェック及び指導へ変更

<参加者>
東区在住の65歳以上の方(エントリー数38名、全回参加29名)

<実験結果>
フレイル対策として重要な要素の一つである、バランスの良い食事を摂取するという食行動の変容を促すことができ、その継続についても一定のエビデンスが示された。
・対面実施期間(2019年7月~2020年1月)において、高齢期に望ましい多様な食品や栄養素摂取につながる食事の評価指標となり得る「食品摂取多様性得点」が有意に増加。
・2020年1月時点で高得点群の参加者全員が、その後も高得点群を維持。

 

(2)株式会社ハタプロ、株式会社NTTドコモ九州支社 「ZUKKU(ズック)」

<実験概要>
⾃宅でできる⼝腔機能訓練プログラムを搭載し、訓練中にリアルタイムにAI が利⽤者へフィードバック等の声がけをすることで、訓練効果を最⼤限に引き出すプロダクト「ZUKKU」。
本実験では、個⼈宅へ貸し出し、AIが個⼈の状況に合わせて訓練メニューを提案。また、健康情報などの配信によって利⽤者の健康に関する知識量を向上させることで、⽇常⽣活でも⾃ら予防に取り組めるよう⾏動変容を促す。⾼齢者のフレイル・認知症リスクの深刻化するコロナ禍において、無⼈・⾮接触・⾃動での⼝腔 トレーニングの習慣化を図る。

<実験期間>
2021年6月~11月

<参加者>
市内在住の60歳以上の方30名

<実験結果>
多くの参加者が口腔機能訓練を6か月間継続でき、利用満足度についても高い結果が得られるなど、健康行動の習慣化が期待できる。
・参加者の87%が、期間中毎日、ロボットを用いた口腔機能訓練を実施
・参加者の93%が、アンケートに「毎日自然に取り組めた」と回答

 

2.福岡ヘルス・ラボ 効果認証型について

〇 「楽しみながら」「⾃然に」健康づくりに取り組めること(健康⾏動の習慣化)が期待できる製品・サービスや仕組み(以下「プロダクト」)について、市⺠の参画を得ながらその効果を検証し、評価・認証することを通じて、事業者のプロダクトの普及の後押しを⾏います。(実施主体:福岡市・福岡地域戦略推進協議会)

【福岡ヘルス・ラボ認証マーク】

〇 認証は、外部有識者等で構成される福岡ヘルス・ラボ事業評価委員会が、「健康行動の習慣化」等の視点から当該実験結果について評価した内容を踏まえて交付します。
※当該認証は、一定の条件下で行われた実験結果を受け、サービスの意義等を審査した上で与えるものであり、あらゆる条件での健康への効果および安全性・品質等を保証するものでありません。

〇認証を受けた製品・サービス等に対し、今後、以下のような支援を行っていきます。
・福岡ヘルス・ラボ認証マークの利用承認
・福岡ヘルス・ラボWEBサイト等での広報
・製品・サービス等のPRのための場の提供(市の関連イベント等)

■プレスリリースはこちら

<お問い合わせ先>
*福岡ヘルス・ラボHPでも情報発信中! https://f-healthlab.jp/

■「福岡ヘルス・ラボ」に関すること
福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka D.C.)
担当:⽚⽥江、岩淵
TEL:092-710-7739  MAIL:info@fukuoka-dc.jpn.com

■「福岡100」プロジェクトに関すること
福岡市保健福祉局健康先進都市推進担当
担当:笠井、中園 TEL:092-711-4543(内線2056) FAX:092-733-5587