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【お知らせ】福岡地域戦略推進協議会と福岡市は9月3日、『福岡市実証実験フルサポート事業』の採択式を開催しました

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)と福岡市は2024年9月3日、『福岡市実証実験フルサポート事業』の採択式を開催しました。
『福岡市実証実験フルサポート事業』は、AIやIoT等の先端技術を活用して社会課題の解決を目指すプロジェクトを全国から募集。優秀なプロジェクトについて、福岡市での実証実験を様々な面からサポートすることを内容としています。

今回採択されたのは、ジャパン・トゥエンティワン(株)「122GHz帯周波数を用いた非接触センサーによる遠隔モニタリング」、九州大学「地域防災に向けたインフラサウンド多点測定」の2件です。

採択事業の概要

ジャパン・トゥエンティワン㈱

「122GHz帯周波数を用いた非接触センサーによる遠隔モニタリング」
非接触の生体情報モニタリングシステムを用い、微細な皮膚の動きを検知し、高精度に患者の生体情報(心拍数・呼吸数・呼吸振幅)を取得(※)。既存医療機器から取得するデータと本非接触センサーから取得されるデータを比較し、非接触でも高精度に生体情報が取得可能であること、スタッフの負担軽減につながるかを検証。

(※)本システムで使用する周波数122GHzは、国内では対応している技術適合制度がなく商品化の課題となっている。福岡市での規制緩和に向けた対応を支援する予定。

九州大学

「地域防災に向けたインフラサウンド多点測定」
小型で高性能な気圧センサーを福岡市公民館など45地点に設置し、ゲリラ豪雨など災害事象が発生した際に生じる「インフラサウンド(※)」と呼ばれるごく僅かな気圧変動を計測することで災害事象の発生とその予兆を検知できるか検証する。
本実証実験を通じて、災害現象の発生や予兆を住民がその場で即座に入手でき、避難、防災に繋がる仕組みを目指す。

(※)インフラサウンドとは、周期 1/20 秒から数百秒の人の耳には聞こえない超低周波音のこと。

上記2社は既に実証実験に向けて準備を進めており、事業化へ向けて前進されています。
FDCとしても、随時サポートをさせていただき、結果等報告させていただきます。

※実証実験フルサポート事業に関する問い合わせ先は以下の通りです

【福岡市実証実験フルサポート事業に関すること】
福岡市経済観光文化局企業連携課 担当:西村・田中
電話: 092-711-4959

【その他お問い合わせ先】
福岡地域戦略推進協議会 担当:柏木、寺本、中島
電話:092-710-7739
MAIL:info@fukuoka-dc.jpn.com