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【出演報告】福岡地域戦略推進協議会石丸修平事務局長がRKB毎日放送ラジオ「田畑竜介Grooooow Up」に出演 市営地下鉄七隈線開業による効果などについて語りました

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会石丸修平事務局長は2023年12月25日、RKB毎日放送ラジオ「田畑竜介Grooooow Up」に出演。2023年の数ある福岡のニュースの中から、ザ・リッツ・カールトン福岡の開業と福岡市営地下鉄七隈線延伸開業の背景や効果について、そして2024年の注目することについて語りました。

主なトーク内容は以下の通りです。

■ザ・リッツ・カールトンの開業について

●念願だった高級ブランドホテルの誘致
・ 福岡は大規模な国際会議を福岡市に誘致したくてもVIPを泊められるホテルが足りなかった
・ バンケットを持つ高級なブランドホテルの誘致にずっと取り組んできた。それがついに実現した
・ 富裕層や世界中を回っている方々にはリッツ・カールトンであれば行ってみようといったニーズも大きい
・ そういった意味から、この開業は福岡にとって1つの大きな分岐点だったのではないかと思う

●国際的MICE誘致への期待
・6月のオープン以来、医学系の会議や学会、経済界のイベント、スタートアップのイベントなど、非常に多様なイベントなどが開催されている
・ それをしっかりと生かしていくことが大事だ 
・ 都市のブランドを大きくアップグレードするきっかけになった。これを機に、様々な種類の会議、展示会等の呼び込みにも弾みがつくだろう
・G7やG20といった国際会議を開催するための最低条件がやっと整った
・ いずれは福岡開催に向けた誘致を仕掛けていくことになるだろう

●九州産農水産物などへの波及効果
・ ザ・リッツ・カールトン福岡では、明太子を使ったバケットや唐泊恵比須かきを使った特別なメニュー開発など、福岡を中心に九州で生産されたものを使っていただいている
・ 訪れた人たちに福岡の優れた食材を味わっていただくことによって世界中に知ってもらえるという効果もある
・ もう1つ、五つ星のホテルは横の連携や顧客同士のネットワークが大きいので、福岡で使われると当然世界中のリッツ・カールトンで使ってもらえる可能性も生じる
・ 一方、リッツに選ばれたということでブランドが上がり、生産者側は別の取引において優位性を持つことができる
・ありがたいことに食材だけではなく、博多織を室内の設備に使っていただいている
・ また、博多織を制作する過程で発生する端切れなどを使ってオーナメントを作るといったサステナブルな活用もされており、効果的だろうと思っている

■七隈線延伸について

・ 福岡市営地下鉄七隈線の延伸開業の経済効果も大変大きい
・ 開業に合わせて沿線ではホテルが複数開業している
・ 実際に稼働率などを見ても明らかに伸びが出てきており、延伸効果はしっかり出てきているという印象を持っている
・ 一時期にはひどく混雑したようだが、それだけニーズがあったということだ
・ 道路に面する土地の価値を指し示す指標である路線価が、七隈線18駅周辺すべてで上昇している
・ 博多駅と繋がったということが大きく、この間に新たに櫛田神社前駅ができたことで、周辺の開発も非常に弾みがついている

■2024年に注目するところ

・ (仮称)新福岡ビル(福ビル街区建替プロジェクト)の開業など、都心に新しい機能がどんどん備わっていく1年になってくる
・ 天神ビッグバンで「オフィスが増える」という印象があるが、市民にとっての場所や空間になることを期待している
・ 例えば旧大名小学校の古い校舎を活用したスタートアップ施設とリッツ・カールトンのある大名ガーデンシティのビルの間に広場ができた。この公共空間をうまく活用して、地域のお祭りを開催するなど市民の憩いの場にしていこうとしている
・ このような機能はこれまでの天神には相対的に少なかったように感じている
・ 新たなビルの誕生に伴って、憩える交流できるような場が増えていけばと思う
・ その意味からも新福岡ビルは、商業のゾーンや、ホテル、交流ができる新しいイノベーションキャンパスの入居などが計画されており、従来の福岡にはなかった機能が生まれてくることを大変期待している

■田畑竜介GrooooowUPホームページはこちらから
https://rkb.jp/radio/gu/