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【視察報告】ウガンダ国カンパラ首都圏都市開発マスタープラン策定プロジェクト視察団が福岡地域戦略推進協議会へ来訪されました

FDCニュース

「カンパラ首都圏都市開発マスタープラン策定プロジェクト」の一環として、ウガンダ共和国より、中央省庁、地方自治体などで構成された視察団が2023年12月11日、福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)を来訪されました。

一行は、ウガンダ共和国カンパラ首都圏の持続可能な発展のため、日本における都市計画、公共交通政策、大都市圏内における地域連携ならびにその調整メカニズムなどに関する取り組みを学ぶことを目的として、福岡市・北九州市などの地方自治体や北部九州の主要な都市開発エリアを12月4日~14日にかけて訪問。
特に、カンパラでは都市圏マスタープラン策定においてステークホルダーの合意形成が不十分であったためにアドホックな開発が行われているとの問題意識があり、行政界を超えた都市課題に対処する広域計画を構想する上で、都市圏を単位とした地域戦略を有するFDCを訪問しました。

FDCからは中牟田徳将ディレクター、片田江由佳事務局長補佐が出席し、「福岡都市圏における地域戦略及びそれを推進する産学官民連携の仕組みと成果」と題して、FDCの事業創出プラットフォームとしての特徴や、地域戦略や福岡都心再生戦略の推進など行政計画と連動したまちづくりについて説明を行いました。

視察団のメンバーからは、産学官民連携の体制づくりや、天神ビッグバン・博多コネクティッドなどを通じた福岡都市圏の発展プロセスに関して活発にご質問をいただき、現在進行中である福岡都市圏の都市開発について非常に高い関心を寄せられていることがうかがえました。

研修を終えて、視察団代表Monica Ejua Edemachu(カンパラ首都圏省次官:Under Secretary, Ministry of Kampala Capital City and Metropolitan Affairs)は、「地域の開発において持続可能性というものが非常に重要だと考えているが、本日、地域戦略やイノベーションに焦点をあてた都市開発について、また、産学官民の四者連携でプロジェクトに取り組む体制などについて話を聞き、福岡都市圏に非常に大きなポテンシャルがあることを感じた。地域の抱える事情は異なる部分もあるが、活かせるものについては自国に持ち帰って、是非成果を出していきたい。」と述べられました。

今後もFDCは、地域の成長モデルを発信することで、福岡都市圏に留まることなく各地域の発展に資する活動に取り組んでまいります。

■「カンパラ首都圏都市開発マスタープランプロジェクト」に関してはJICAのホームページ(https://www.jica.go.jp/oda/project/1900324/index.html)をご参照ください。