トピックス

【視察報告】関西経済同友会大阪まちづくり委員会が福岡地域戦略推進協議会を来訪。視察ならびに意見交換を行いました

FDCニュース

関西経済同友会大阪まちづくり委員会17名が11月10日、福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)を来訪。視察ならびにこれからのまちづくりやMICEのあり方などについて意見交換を行いました。

関西経済同友会は、新しい時代を切り拓く政策提言集団として1946年(昭和21年)に創立。日々刻々と変化する環境の中で解決を迫られる数々の諸問題について、会員が一企業や特定業種の拘束を離れて、より広い視野と、自由経済社会の重要な担い手としての高い理想と自覚をもって、大いに議論し、その成果を提言として社会に訴えていくことを活動の柱とした経済団体です。

関西経済連合会とともに毎年開催する「関西財界セミナー」をはじめ国際シンポジウム「ボストン・シンポジウム」の企画・運営を担うとともに、国際DX戦略、ダイバーシティ&インクルージョンといった分野ごとの委員会や部会などを設け、調査・研究・実行・実現を行うなど、幅広く活動を進めています。

視察に先立ち、同委員会福島伸一委員長((株)大阪国際会議場  代表取締役社長)は、「福岡は、産学官が連携し都心の新しい開発に成功している。また、大阪はじめ全国の各地域が注力しているスタートアップに関する取り組みにおいても、髙島市長のリーダーシップのもとでどこよりも優れた成果を上げていると認識しており、今日は多くのことをお聞きしたいと思っている」との期待を示されました。

次いで、FDCからFDC中牟田徳将ディレクター、三島二郎ディレクター、片田江由佳シニアマネージャーがFDCの組織概要や取り組みについて説明しました。その中でFDCが目指すまちづくりについて、『新たな価値を生み、人材を根付かせ、市場を広げる都心』を産学官民で構想し長期戦略として策定した都心再生戦略を紹介。戦略で掲げた『イノベーションアンカーの実装』、『投資と人材を呼込むアメニティと個性』、『天神、博多、ウォーターフロントの3エリアの個性化と連携』が関連する福岡市の行政計画へ反映されてきたことなどを紐解き、今後『グローバル化』と『イノベーション』を進化させていくことが都市の成長へとつながるとの考えを提示しました。

一方、「ポストコロナの MICE についてどのような考えでいるのか」「新たな技術を活用した観光や食に関するコンテンツの高度化の取り組みは」などの質問に対し、2021年に FDC 「MICE 戦略」を改定し①安全安心、快適な受入環境の整備②地域発 MICE の創出、魅力あるコンテンツの創造③ビジネス機会やイノベーションの創出、などに取り組んでいること。また、分科会において導出されたアイデアについて現在13のプロジェクトチームを組成し、新事業や新たなビジネスモデル構築に向けた事業プロトタイプの制作を目指し実証研究を進行させていることを紹介するなど、有意義な議論を交わすこととなりました。

FDCは現在、全国の自治体や団体との連携も深めており、関西経済同友会とも様々な領域で連携を進めていければと考えています。

関連トピックス