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【登壇報告】 明星和楽「10年後の日本はどうなっている~ヘルスケア視点から考える未来の日本~」に片田江由佳シニアマネージャーがモデレーターとして登壇しました

FDCニュース

福岡地域戦略推進協議会(以下FDC)片田江由佳シニアマネージャーは10月13日、Fukuoka Growth Nextで開催された明星和楽2022「10年後の日本はどうなっている~ヘルスケア視点から考える日本の未来~」にモデレーターとして登壇しました。

セッションにあたり、片田江由佳シニアマネージャーから今後福岡が迎える高齢化社会とヘルスケア市場の現状を提示。その後、福岡市福祉局長 中村卓也氏、大塚製薬株式会社 細川賢氏、医師・医学博士の加藤容崇氏によるディスカッションに入りました。

細川氏からは、医薬品の製造・販売を行うとともに、未病、予防に製薬会社としてのソリューションを活かし、自治体などと連携しながら地域社会の健康課題に取組んでいる事例が紹介されました。

次いで中村氏は、今後福岡が抱える超高齢社会と健康格差への危機意識を踏まえ、「福岡 100」が立ち上がった社会的背景から、2022年10月にアップデートに至った経緯を紹介。

福岡 100の「何歳でもチャレンジできる未来のまちへ」という新たなコンセプトに関連し「健康長寿ももちろん大事だが、その先が肝心。何歳であっても一人の人間として充実感をもって暮らしていけるということを追求していきたい」と、福岡市とFDCが新たに設立した提案窓口 「福岡100ラボ」への提案を呼びかけました。

また、医学博士として予防医療の観点からサウナを研究し啓発している加藤氏からは、「これからは医療費よりも、未病・予防の方に投資が向くようにすべきだと思う。そのため福岡100の取り組みでもあったように、人のポジティブな心を動かして行くドリブンに方向を転換していくべきなのではないかと感じている。」との考えを示しました。

さらに、福岡市の「Fitness Cityプロジェクト」や大塚製薬の地元のサウナを応援する取り組み等の事例紹介を受け、加藤氏は「楽しくサウナに入っていたら、実は病気が遠ざかっていた、というような社会がすごくいい思う」と共感を示しました。

セッションを通じて片田江シニアマネージャーは「ヘルステックを語る際、テクノロジーのことがより強調されてしまうが、課題に向き合いながらテクノロジーを活かし、楽しみながらヘルスケアに取組める仕組みづくりが大切なのだということが、改めて感じられた」と議論をまとめました。

■明星和楽とは
「異種交創」をコンセプトに、多様な価値観・バックグラウンドを持つ人々が、交わり、新しいモノ・コトを創り出す「場」です。
「異種交創」を体現するムーブメントとして2011年よりフェスティバル・イベントを開催。年齢やポジションに関係なく「異種」な人々が「交」わる場として機能し、新しいモノ・コトを「創」り出す仕掛けであり、”装置”です。ここから生み出されたモノ・コトが、アジア、ひいては世界を席巻するムーブメントになることを目指します。

■開催概要
【10/12】前夜祭@awabar fukuoka
【10/13】カンファレンス@Fukuoka Growth Next
【10/14-15】WARAKU CAMP@唐泊village

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