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【お知らせ】福岡市実証実験フルサポート事業 2019年度 第1期採択プロジェクトの授賞式を行いました~「アグリテック」「AI多言語音声翻訳システム」など~

FDCニュース

福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)では、AIやIoT等の先端技術を活用した社会課題の解決等に繋がる実証実験プロジェクトを全国から募集し、優秀なプロジェクトの福岡市での実証実験をサポートする「福岡市実証実験フルサポート事業」を実施しています。
この度、「アグリテック」、「AI多言語音声翻訳システム」など、「2019年度第1期」の実証実験プロジェクト11件の採択を決定し、下記のとおり授賞式を行いました。

1.日時
令和元年10月28日(月) 16:00~17:00

2.場所
福岡市スタートアップカフェ(中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next 1F)

3.出席者
・福岡市長 髙島 宗一郎
・福岡地域戦略推進協議会 事務局長 石丸修平(いしまる・しゅうへい)
・採択プロジェクト実施事業者代表

4.内容(予定)
・市長挨拶
・市長から採択者へパネル授与/写真撮影
・フォトセッション(全員)
・採択プロジェクト紹介(実施主体によるプレゼンテーション・各社2分)

採択の様子

5.採択プロジェクト(以下参照)

【アグリテック】5件採択
データテクノロジー株式会社
次世代型統合環境制御機を活用したスマート農業と国土強靭化の融合
クラウドを活用して遠隔地からでもハウス内の各種設備機器の環境制御を行うことで生産性、利便性を向上。また、その際に計測したデータを気象ビッグデータとして蓄積し、ピンポイント災害予測システムに活用。今回の実証実験では、データを活用した農業が実践される割合や、効率化により余暇・休暇の取得が増加した割合等を検証。

株式会社HACCPジャパン
細菌数の迅速検査によるブランド向上プロジェクト
低コストかつ短時間の細菌計測を行うことで、リスク回避だけでなく「安全性」によるブランディング、利益率向上を目指す。今回の実証実験では、生産過程のどのプロセスで菌が発生しやすいかを検証。

株式会社ルートレック・ネットワークス
土壌環境の見える化とAI制御による土耕イチゴのかん水施肥技術の確立
作物の生育に応じた潅水施肥をAI制御により行う実証実験。遠隔地からスマートフォンでデータを閲覧し農家の経験と勘による調整も合わせて実施。潅水施肥量の定量化、潅水施肥に係る労力90%削減を目標に、検証を行う。

ディーピーティー株式会社
ハウス内環境測定制御装置導入による生産性向上
土壌センサーや日照センサー等を用いて複数の圃場で環境を計測し、暖房機器等の環境制御を行う。管理工数の省力化や単位数量の増減、コストダウン効果を検証。

株式会社シェアグリ
シェアグリ(農家さんの人手不足解消と関係人口創出プロジェクト)
短期間の農家とワーカーのマッチングサービス「シェアグリ」を用い、農家の人手不足解消を目的とした実証実験を行う。短期採用のニーズや農繁期と閑散期の人材調整を、地域内外の人材活用により解消できるかを検証。

【AI多言語音声翻訳システム】4件採択
株式会社アドバンスト・メディア
多言語翻訳アナウンスサービスAmiVoice TransGuideを活用した窓口対応
多言語翻訳・アナウンスサービスの活用による、自治体窓口での実用性(操作性、スピード、正確性)、対応履歴データ活用の利便性等の検証。

凸版印刷株式会社
AI多言語音声翻訳アプリを活用した窓口サービス向上のための実証実験
あらかじめ行政窓口向けの用語・会話文を多数登録した音声翻訳システム(国産音声翻訳技術を採用)を活用し、外国人住民への対応における効果、効率、満足度を検証。

日本電気株式会社 九州支社
AI多言語音声翻訳システム実証実験
国産音声翻訳技術を用いた翻訳サービスの有用性検証を行うとともに、対応履歴データによるレポートを用いて、課題を抽出。

株式会社日立ソリューションズ西日本
AI多言語音声翻訳システム実証実験
国産音声翻訳技術を用いた翻訳サービスに、定型文翻訳機能や対応履歴データを活用したレポート機能を付加し、窓口対応時間の短縮効果やシステム導入の満足度を検証するとともに、業務上の課題・ニーズを抽出。

【2019年度第1期】2件採択
株式会社tsumug
空室問題改善プロジェクト
マンションなどの空室に「TiNK」などスマートロックを設置し入退室を管理。ワークスペースや子どもが自由に遊べるスペースとして用いる、シェアスペースサービスの実証。サービス登録希望率を検証するとともに、利用率向上のためにどのようなサービスや設備が必要かの検証を行う。

サウレテクノロジー株式会社
長距離型光無線通信を活用した 福岡城さくらまつり実証PROJECT
光無線通信を活用した、屋外における大容量長距離通信の実証実験。福岡城さくらまつりの実施時期に合わせ、約250m離れた地点を光無線通信で結び、wifiスポット延伸、および大容量画像データの転送を同時に実現。
屋外での長期間常設における通信安定性確保についてデータ収集し検証する。

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6.問い合わせ
福岡市総務企画局企画調整部
担当:藤本、執行
電話:092-711-4879

福岡地域戦略推進協議会
担当:内保
TEL:092-733-5682,FAX:092-733-5680
MAIL: info@fukuoka-dc.jpn.com