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【お知らせ】ソーシャル・インパクト・ボンドの導入における中間支援の担い手事例として紹介—-G8社会的インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会報告書に掲載

FDCニュース

2015年6月1日(月)に、G8社会的インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会は、社会的インパクト投資を日本で推進する上での課題と施策をまとめた報告書を公開しました。その中で福岡地域戦略推進協議会がソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)※の導入における中間支援組織の担い手であるプラットフォームの事例として掲載されています。
「社会的インパクト投資の拡大に向けた提言書」 >>> PDF

G8社会的インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会は、2013年に開催されたG8ロック・アーンサミット(主要国首脳会議)議長国の英国・キャメロン首相の呼びかけのもと、G8諸国の政府・金融・ビジネス及び慈善事業など各界のリーダーが集まり、インパクト投資市場の発展、インパクト投資をグローバルに推進することを目的として創設されました。G8各国から政府代表1名、民間代表1名が参加し、約2ヶ月ごとに世界各地で会合が行われており、タスクフォースの下部組織とて、インパクト投資に関連する項目別の作業部会と、各国ごとにインパクト投資の状況を議論・促進する国内諮問委員会が設置され、日本からは、外務省が政府代表、日本財団が民間代表として、第4回パリ会合から参加しています。

福岡地域戦略推進協議会は、2014年7月に「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)プロジェクト」を設置し、福岡都市圏における地方自治体が担う社会政策の実効性向上と公的投資の削減及び地域における新たな投資市場とイノベーションの創出に向けた具体策として、SIBパイロットプロジェクトの実施検討、SIB対象事業の選定、評価のあり方の検討、行政事業としての予算の組み方などの検討を行ってきました。今後はパイロットプロジェクトの結果や他の事例を踏まえ、SIB導入検討を福岡都市圏をはじめとする自治体への展開を予定しています。

福岡地域戦略推進協議会は、引き続き新しい官民連携の社会的投資モデルの構築による社会課題の解決に取組んでまいります。

※ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)とは・・・投資家からの出資を元に民間企業が社会的事業を実施し、社会的効果にもとづいて行政費用の削減額より投資家に利息をつけて支払う仕組み。

参考資料
(再掲)「社会的インパクト投資の拡大に向けた提言書」 >>>PDF
福岡地域戦略推進協議会「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)プロジェクト」 >>>詳細はこちら
福岡地域戦略推進協議会「ソーシャル・インパクト・ボンドフォーラム開催報告」>>>詳細はこちら