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イノベーションスタジオ福岡#PROJECT1 2ndワークショップ 「INSPIRE」開催報告 ~次のステップに

FDCニュース

9月13日にスタートしたイノベーションスタジオ福岡のPROJECT1 「日常の中のスポーツのデザイン」は、2ヶ月半のフィールドリサーチ期間を
経て、11月29日-30日の二日間のワークショップ「INSPIRE」が開催されました。

今回のワークショップで、事業アイデアを実現する15チームに再編成され、2月14日のワークショップEXCHANGEに向けて、プロトタイプ作りと
ユーザーテストに取組みます。
チーム間での協力の可能性も垣間見え、今後の発展がますます楽しみです。

9月のプロジェクト開始以降、この2ヶ月半の間、それぞれにデザインリサーチを実施し、革新的なビジネスアイデアの元となるインサイト(洞察)を
導き出しました。

最初に問題意識を持った視点に沿って、あることに極端な行動をしている「エキストリームユーザー」に果敢にインタビューした結果から得られた
発見を、全員で共有することによって、当初の仮説を覆す新たなインサイト(洞察)を得ると共に、イノベーションを起こす新しい行動様式や
価値観を見出し、全員で共有しました。

2日間のINSPIREを経て15のチームが生まれ、それぞれのアイデアを磨き上げるためのシナリオ案をグループディスカッションによって導き出し、
全員で共有しました。
サービスを生み出すもの、アプリで提供するもの、デバイスを開発するものなど、成果物のイメージは多様です。

昨年度、「障がいのあるこどものバウンダリーをリデザインする」というテーマで実施したパイロットプロジェクトのときにもThought Leader
(先駆的実践者)として参加してくれたソニーコンピュータサイエンス研究所研究員の遠藤謙さんが、ご自身の義足開発の取組を紹介してくれました。

遠藤さんは、研究者としてパラリンピックのランナーひとりひとりにフィットする義足を開発するために、Xiborgという会社を立ち上げ、起業家として
の顔も持ちながら挑戦している姿を熱く語ってくれました。

さらに、FDC会員でもあるミュージックセキュリティーズ株式会社代表取締役の小松さんも、今回のワークショップに駆けつけてくれ、参加者への
期待と事業化へのこだわりを伝えてくれました。
事業化に向けて欠かせない資金調達については、クラウドファンディングを活用した資金調達
など、バックアップ体制でサポートくださっています。

こうしてイノベーションスタジオ福岡は、社会の課題をビジネスアイデアで解決する事業化に向けて、さまざまな分野の方々がサポートくださる
体制、すなわちイノベーションのエコシステムへと着々と育っていっています。