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12月10日(月)、MICE国際化セミナーを開催しました

FDCニュース

2012年12月10日(月)、全国に先駆けて、国際会議等の誘致について世界の動向を学ぶ「MICE国際化セミナー」を開催しました。当協議会の会員をはじめ、行政や旅行業界などの関係者約100人が参加しました。

はじめに、世界で1,000以上の会員が加盟するICCA(国際会議協会、本部:オランダ)アジア太平洋支部のヌア・アマド・ハミッド氏が講演。
ハミッド氏は、福岡が他の都市と同盟を結ぶことが重要だとし、具体的なスタートとして姉妹都市との連携を挙げました。また先進的なコンベンションの立地になるのは決してチャンスが要因ではなく全ては良いプランニングに起因すると述べました。さらに、福岡がMICEの国際競争に勝つためには世界的なネットワークや組織と携わる必要があるとアドバイス。福岡がMICEを誘致するならば、「City of Excellence」としてインターナショナルにアピールすべきであると話しました。

次に、世界の展示会主催者等が600以上加盟するUFI(国際展示協会、本部:フランス)アジア太平洋支部のマーク・コクラン氏が講演。
コクラン氏は、日本が既存のMICE産業を国際化する必要があることを指摘。アジアで開かれる多くの展示会は欧米に比べて依然として成長している。福岡がMICE開催地として成功するためには、大きさにこだわらず主催者のニッチなニーズに応えるべき、ニッチに特化すればいい成功も出せると話した。また彼も福岡が国際行事の主催者に自らを強く推進すべきとも話しました。

二人とも、福岡のMICE開催地としてのクオリティや立地を賞賛。空港への近接性や交通混雑の少なさは福岡が世界にアピールすべき特性であると言及しました。