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2017.02.12

【開催報告】2017/02/06 (月) Fukuoka& Bristol Meetup イベント ~ICT先進国 英国の魅力「ブリストル」の事例~開催報告

2017年2月6日(月)に福岡市スタートアップカフェで「Fukuoka& Bristol Meetup イベント ~ICT先進国英国の魅力「ブリストル」の事例~」が開催されました。そこで、当協議会(以下FDC)マネージャーの平山雄太が『スタートアップ支援に関するFukuokaD.C.の取り組みについて』の講演を行ったほか、英国総領事や英国国際通商の担当者らが英国ブリストルのスタートアップ支援の取り組みについて講演を行いました。

ブリストルは、英国で8番目の人口を誇り、近隣都市バースを含めたブリストル周辺都市圏では110万人の人口があり、ロンドンから1時間20分の場所に位置します。本イベントは、海外ビジネス展開や国際連携を進める上で重要な指標である「信頼できるパートナー」や「入りやすいコミュニティー」を意識しながら、英国ブリストルのICT産業と福岡のスタートアップ事情を共有することにより、両地域の連携ポテンシャルを考える機会作りを目指すためのものです。

はじめに、英国総領事のセーラ・ウテン氏より、開催挨拶がありました。ヨーロッパの中でも英語を主に使用する、法人税が安いなどの魅力がある英国において、今回は、IT産業が集中している都市の一つであるという点で福岡との類似性の高いブリストルを取り上げるとの紹介がありました。

次に、英国国際通商でテクノロジー・スペシャリストを務めるコリン・メーソン氏により『英国とブリストルのデジタル・テクノロジー産業』についての講演が行われました。

コリン・メーソン氏の講演概要は、以下の通りです。

  • IT化が進む英国では、ITクラスターとテレコム産業が総付加価値の8%を占め、2020年までの目標として、エレクトロニクス産業従事者の人口を85万人から100万人に、GDPを5.4から7.1に引き上げることを掲げています。
  • これらの目標を達成するためには、IoT、ヘルスケア、ロボティクス産業の事業家が産業界を主導で引っ張っていく必要性があります。そのために、ロンドンではIoTのネットワーク使用の無料化、保険会社の同意に基づく自動車の自動運転の実証試験自由化、スマートシティー開発への1億400万に及ぶ投資などの環境整備を行いうほか、規制緩和により、IoTの新システムとテクノロジー業界の参入機会を増やしています。
  • なかでもテック産業のクラスターであるブリストルとバースを含めた都市圏では250億ポンドの産業価値が生み出され、電子システムやスマートインダストリーの開発、導入が進んでおり、ロンドンと比べても、生産性の高い地域です。
  • ブリストルとバースの強みは、航空産業と先端的なエンジニアリング、デジタル産業です。ブリストル大学など人材も豊富で、産業界と学問界の連携も長年図られてきました。クリエイティブ産業では、2017年のVR World Congressがブリストルで開催されるなど、さらなる盛り上がりを見せています。
  • また、都市のオープン化がイノベーションには必要であり、都市のオペレーティングシステムを複数の企業やサプライヤーが担うことは重要であるという観点から、研究開発用のテストベッドとして、ブリストルを中心に主要な産業を繋ぐように、ワイヤレスネットワークが張り巡らされており、新技術を試す環境が整えられています。現在新たなものを建設中です。

最後に、FDCマネージャーの平山雄太が『スタートアップ支援に関するFukuoka D.C.の取り組みについて』講演を行いました。
Think and Do tankとして、大企業とスタートアップ、自治体と企業などの連携を強化することを目的としたFDCのプロジェクトについて、スマートモビリティコンソーシアムや、ドローンコンソーシアムの取り組みを紹介しました。また、国家戦略特区ならではの取り組みとして、福岡市で外国人が6ヶ月間事業をできるスタートアップビザの発行や、スタートアップ企業の減税、福岡市民約130人をシリコンバレーへ派遣したグローバルチャレンジについての説明も行いました。
FDCはグローバルネットワークを拡大するための、各国のスタートアップ都市との連携を続けており、ブリストルとの連携にも期待を寄せていることを示し、発表を終えました。

FDCは、今後とも産学官民の皆様とともに福岡市国家戦略特区を活用した事業推進やグローバル展開・スタートアップ支援に積極的に取り組んでまいります。

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